猫をずっと飼っていると、日ごろのケアというのが大切になってきますよね。
例えば、口の中のケア、耳や目のケアなどがります。
その中で今回は、ブラッシングの必要性や、嫌がる猫のやり方について説明していきます。
ブラッシングは本当に大切です。大切なネコちゃんのために、ブラッシングを覚えましょう。
ブラッシングの必要性
ブラッシングは毎日していく必要があります。特に毛が長いネコちゃんほどブラッシングを行った方がいいです。
理由としては、大きく2つの理由があります。
抜け毛対策
抜け毛は、人間も悩み物ではありますが、ネコちゃんにも悩みが出てきます。
ソファーや、絨毯に抜け毛がたくさんついていて、それが、衣類に付いたら、毎日コロコロするのが大変ですよね。特にスーツなんかに付いた日には、悲鳴をあげるくらいネコちゃんの抜け毛に、悩まされると思います。
なぜ、ブラッシングが効果的なのか、それは、抜ける前にブラッシングで抜いてしまおうという作戦です。
ネコちゃんの毛は、常に成長しています。そこで、成長が止まった毛は、抜けていきます。
これが、ネコちゃんの毛の抜ける周期です。この周期が何度も繰り返されるため、毛があちこちに抜け落ちる自然脱毛と呼ばれるものが、抜け毛の原因です。
毎日ブラッシングすることにより、あちこちに抜ける毛を防げるため、非常に対策には効果的です。
ストレス解消
ブラッシングをすることにより、飼い主とネコちゃんのスキンシップをはかることができます。
スキンシップをすることでストレス解消につながると言われています。
人間も動物と触れ合うことでストレス解消につながったり様々な効果があります。(アニマルセラピー)
大好きな人といると幸せを感じるように、ネコちゃんも大好きな飼い主さんに、ブラッシングをしてもらうことで、幸福感を得ることができます。
また、多頭飼いしていると、ネコちゃん同士でグルーミング(毛づくろい)を行うことをアログルーミングといいます。アログルーミングは、誰でも行うものではなく、自分と親しい関係性をもった相手としか行いません。
飼い主さんがするブラッシングも、ネコちゃんからすれば、アログルーミングと同じ効果があるということです。
また、ブラッシングによって、皮膚や筋肉に刺激で、心地よさを与えて、尚且つ安心感も与えることができます。
そしてストレスも解消できるのでブラッシングは、とてもおすすめです。
もつれ・毛玉対策
グルーミングによる、毛玉の発生による嘔吐や、ブラッシング放置による毛のもつれを防いだり、現象を少なくしたりできます。
猫の毛をほっておくと、もつれを発生させ、ブラッシングではとかせない毛になってきます。もつれてからブラッシングをやると、毛に引っ掛かり、皮膚が引っ張られてネコちゃんは、痛い思いをするようになります。
常日頃からブラッシングを行うことで、ネコちゃんも、嫌がることなくできるようになります。しかし痛い思いをするようになると、ブラッシングは痛いものだと認識して嫌がるようになります。
次に毛玉(ヘアボール)です。毛玉は、飼い主さんがブラッシングをしなくても、ネコちゃん自身でグルーミングを行います。そのため、グルーミングで抜けた毛が、舌につきそのまま体内に入りこみます。ネコちゃんは、それが習性のため、いったん胃の中にいき、毛玉になります。適度にたまってくると吐き出します。
若いネコちゃんだと、吐きやすいですが、歳をとってくると、吐きにくくなり、胃にたまってしまいます。
そうすると、毛球症という症状を起こすようになります。
毛球症が起きる前に事前に食い止められるように、日ごろからのブラッシングを行いましょう。
また、症状が出て病院に行くようになると、出費も増えてしまうので、ケアを大切にしましょう。
猫の毛の種類とは
ペットショップに行くと、いろんな毛の長さのネコちゃんがいますよね。
実は、ネコちゃんの毛の長さでも、種類分けをできるようになっています。
短毛・長毛
大きく分けると、短毛の子、長毛の子がいます。
短毛の猫は、アメリカンショートヘアー、シャム、スコティッシュフォールド、マンチカンなど
よく見るネコちゃんが多いですよね。
では、長毛の猫は、ソマリ、ペルシャ、メインクーン、ラグドールなど
短毛の子に比べると、見る機会が少ない感じがしますね。
ダブルコート・シングルコート
これは、あまり聞きなれない方が多いのではないでしょうか。
シングルコートとは、そのままの通り、同じ長さの1種類の毛でおおわれている猫です。
ダブルコートとは、短い毛と、長い毛におおわれている猫です。
その短い毛をアンダーコート、長い毛をオーバーコートといいます。
長毛のほうが、抜け毛が多いイメージですが、一概には言えません。
しかし、長毛の猫の方が、毛が長い分胃にたまる毛の速さが早いです。
ダブルコート・シングルコートでは、ダブルコートのほうが抜け毛が多いです。
理由としては、ダブルコートの短い毛であるアンダーコートは、季節によって抜け替わるからです。
アンダーコートは、保温の効果があるため、暑い時期には抜けてしまいます。
また、軽く柔らかい毛なので、宙にまったり、隅に集まったりと迷惑な毛です。
ブラッシングに使う道具
ブラッシングを行うには、専用の道具が必要です。
主にコームや、ピンブラシ、獣毛ブラシなどいろいろあります。
自分のネコちゃんに合ったものを選ぶようにしましょう。
まとめ
ブラッシングは、ネコちゃんの健康のためにも、また、コミュニケーションの一環として毎日できるようになると、信頼関係もできて、お掃除にも時間がかからないのでおすすめです。
忙しい方は、休日など時間を設けてブラッシングをやってください。